「お忙しいところ、申し訳ありませんでした。
事前にみなさんにお写真など確認していただくようになりますが。
出来上がったら、お送りするか、沙知見に持たせますので、ぜひ、ご覧ください」
石田が去り際笑って言い、一応、ついて来ていただけの誠孝は、
「じゃあ、失礼します」
と言って、さっさと帰っていった。
「びっくりしました~」
とみんなが去ったあと、裕子が言う。
「沙知見さんと日子さんってお親しいんですね。
新太さんと沙知見さんがお友だちだからですか?」
いや、そこは逆……。
裕子が、自分と誠孝を親しいと思った理由は、我が家にコタツがあるかないかを知っていたからかと思ったのだが。
裕子は、
「沙知見さん、日子さんのことを、日子って呼んでるんですね」
と言った。



