部長からはじまって、みんな順番に軽くインタビューされ、日子は仕事をしながら、それを眺めていた。
やがて、日子の番になる。
「仕事中の横顔もいいですね~」
と石田たちに照れたように言われたが、日子は、
……いや、ほんとうに?
と疑念を抱く。
絶対、目が血走って、ヤバイ顔をしているに違いない、と思っているからだ。
よく見るオフィスのイメージ画像とかみたいに、化粧も服装も乱れなく、爽やかな微笑みでパソコンを叩くとか、絶対無理だと思っている。
微笑んでいる暇があったら、もう一回チェックした方がいい。
「いつも素敵な楓さん、おしとやかなイメージなんですけど。
若手の中では、中心になってお仕事されてるみたいですが。
後輩をビシッと叱責するなんてこともあるんですか?」
そう石田と来ていた広報の女の子に微笑んで訊かれた。



