昨日、あなたに恋をした

 コンビニの自動ドアに存在感がないと肩を強打され、ストッキングが伝染し、しかも、在庫がない。

 明日でいいかと思ったが。

 死んだように寝て、出るのがギリギリになったら困るし。

 朝、一回、下まで下りて、また部屋に戻ってはき替えるのも面倒だ。

 不器用なので、トイレではき替えたりしたら、なにかやらかしそうだし。

 日子は、お風呂を入れながらご飯を食べ、軽く一杯呑んでいたにも関わらず、意を決してコンビニに降りることにした。

 ボタン押しても、部屋の床がコンビニまで下りていかないから仕方ない。

 そう思いながら、日子が玄関ロビーに迎うと、

「また仕事か」
とさっきまでいたおじいさんと交代したらしい東城が言う。

 そういえば、まだ着替えてなかったな、とスーツ姿で素足のおのれを見下ろした。

 ……いや、スーツに素足でオフィスに行くわけないですよ、と思いながら、日子は、いえ、と言う。