まともな食事も作れぬほど疲れてそうな日子を、
いや、元気でも、いつも作れてはいないようだが……、
今日も食事に誘うかどうか、誠孝は迷っていた。
だが、こいつとの食事に酒はつきもの。
深酒したら、さらに疲れるだろう、と思い、誘わなかった。
エレベーターの中で、コンビニで買ったのだろう、がっつり弁当を見ていたし。
こいつの場合、疲れすぎて食べない、を繰り返して、弱っていく、なんてこともなさそうだ、と判断したのだ。
「お疲れ様です~」
と言いながら、フラフラ部屋に入っていく日子を誠孝は見送る。
「早く寝ろよ」
と声をかけると、
「ありがとうございます~」
と深々頭を下げたあとで、日子は扉を閉めた。



