昨日、あなたに恋をした

「いや~、疲れました。
 今日は代理店の人に嫌がらせされちゃって」

 俺だよな。

「美味しいものとか食べて(いや)されたいです。
 コンビニ行きませんか」
と日子は足を止めた。

 お前の美味しいものはコンビニか、と思いながら、誠孝は言う。

「今日は後輩がいいシュウマイをくれたから、食べに来い」

「えっ?
 ありがとうございますっ。

 もしや、この間の後輩さんですか?
 また出張に?」

 大量の土産をもらって、日子をまた部屋に呼びたい、と思ってのことではないのだが。

 ……ないのだが。

 知らず知らずのうちに、その後輩に特にやさしくしていたらしく。

 横浜への出張から帰ってきたその後輩に、
「ほんっとうにいつもお世話になってっ。
 ありがとうございますっ」
と深々お辞儀され、大量のシュウマイを渡された。