なんか大変なことになっている……。
ゆーちゃんと東城先輩がゆっくり話せるよう、気を利かせたはずなのに、
と日子は新太と裕子のやりとりを見ながら青くなっていた。
「でも、東城って、ストー……」
と本人を前に新太が言いかける。
そう。
東城は社長のお嬢さんをストーキングしていると噂になって、前の会社をやめたのだ。
「いいえ、なにも知りませんっ。
私は東城さんを信じていますっ」
と繰り返す裕子に向かい、新太は笑って言った。
「ストーカーだよ。
日子の。
いいの? そんなやつで」
「は?」
「は?」
「は?」
最後の「は?」はようやく来た誠孝だった。



