「楓さんっ、助けてくださいっ」
ええっ?
どうしたのっ? といつも頼れるやさしい先輩、日子が慌てる。
ぎゅっと日子の腕を握る裕子は、
私の心が勇者様から魔王様に傾きそうになっていますっ、
と思っていた。
東城が聞いていたら、
「いや、俺は勇者のキャラはあまり選ばないんだが」
といきなりゲームの話をはじめそうだったが。
日子は裕子を守るように抱き、
「新ちゃん、なにか言ったの? ゆーちゃんに」
と新太に訊く。
「この子、日子の後輩なんだってね。
可愛い子だね」
いや、可愛い子とかっ、と魔王様に褒められ、裕子は真っ赤になった。
「ゆーちゃんって言ったっけ?
もしかして、東城が好き?
こいつ、悪い奴だけどいいの?」
「東城さんは悪い人じゃありませんっ」
だが、そうかばわれた東城は、いや、君とは今日入れて、二回しか会ってない気がするんだが……という顔をしていた。
ええっ?
どうしたのっ? といつも頼れるやさしい先輩、日子が慌てる。
ぎゅっと日子の腕を握る裕子は、
私の心が勇者様から魔王様に傾きそうになっていますっ、
と思っていた。
東城が聞いていたら、
「いや、俺は勇者のキャラはあまり選ばないんだが」
といきなりゲームの話をはじめそうだったが。
日子は裕子を守るように抱き、
「新ちゃん、なにか言ったの? ゆーちゃんに」
と新太に訊く。
「この子、日子の後輩なんだってね。
可愛い子だね」
いや、可愛い子とかっ、と魔王様に褒められ、裕子は真っ赤になった。
「ゆーちゃんって言ったっけ?
もしかして、東城が好き?
こいつ、悪い奴だけどいいの?」
「東城さんは悪い人じゃありませんっ」
だが、そうかばわれた東城は、いや、君とは今日入れて、二回しか会ってない気がするんだが……という顔をしていた。



