昨日、あなたに恋をした

 それに、イケメンがもうひとり増えたら……

 沙知見さんのイケメン度が薄まるというか、と日子は思う。

 三人もいたら、裕子の気があまり、誠孝の方を向かない気がしたからだ。

 今、沙知見さんをあそこに連れて行きたくなかったのは、ゆーちゃんの邪魔をしたくないだけじゃなかった気がする。

 そんな自分を日子は不思議に思っていた。

 店を出たところで、誠孝に仕事の電話がかかってきた。

「先行ってろ」
と言って、誠孝はスマホで話し出す。