昨日、あなたに恋をした

 だが、俺は東城はいい奴だと知っている。

 あいつをいつ、いかなるときも信じているのは本当だっ。

 日子が心配そうにこちらを見上げている。

 なにか言葉をかけてやらねばならない感じだ。

 そう思った誠孝は扉が開いたとき、日子を見つめて言った。

「大丈夫だ。
 俺も東城を信じている」

「そうですよね。
 ありがとうございます、沙知見さん」
と日子は、ホッとしたように笑う。

「そうだ、沙知見さん。
 うちにいらっしゃいませんか?」

 緊張が解けたせいか、日子は微笑み、自分を誘ってきた。

「なんと、まだ部屋散らかってないんですよー」
と自慢げに言う。

 どうもそれで部屋を見せたいようだった。

 いや、いくらなんでも、昨日の今日で散らかってるわけないだろう。

 仕事行ってたから、ほとんど家にはいなかったはずだし、と誠孝は思っていたが。

 散らかる人の部屋は一時間もしないうちに、大変な惨状になる。