「で、東城がどうしたって?」
「沙知見さんも先輩と大学が一緒だったのなら、どなたかから聞いて、ご存知だったんですかね?
なんで、東城先輩が大手企業をやめて、ここで警備員をやっているのか」
誠孝は黙っている。
ど、どっちだ……。
知ってるんですか。
知らないんですか、沙知見さん、と日子は誠孝の表情を窺う。
すると、しばらくして誠孝は、前を見たまま、ぼそりと言った。
「……いろいろあったことは知っている」
そうか。
知っていたのか、と日子は思ったが、違った。
「私もよく知らなかったんですけど。
東城先輩の事件、結構広まっちゃってるみたいで。
今の仕事にも差し支えないかなってちょっと心配してるんです。
絶対、そんな事件、嘘だって私は思ってるんですけど。
……沙知見さん?」
誠孝は前を見たまま、難しい顔をしている。
そうか。
沙知見さんも、胸を痛めてるんだな、と日子は解釈したが、そこも全然違っていた。
「沙知見さんも先輩と大学が一緒だったのなら、どなたかから聞いて、ご存知だったんですかね?
なんで、東城先輩が大手企業をやめて、ここで警備員をやっているのか」
誠孝は黙っている。
ど、どっちだ……。
知ってるんですか。
知らないんですか、沙知見さん、と日子は誠孝の表情を窺う。
すると、しばらくして誠孝は、前を見たまま、ぼそりと言った。
「……いろいろあったことは知っている」
そうか。
知っていたのか、と日子は思ったが、違った。
「私もよく知らなかったんですけど。
東城先輩の事件、結構広まっちゃってるみたいで。
今の仕事にも差し支えないかなってちょっと心配してるんです。
絶対、そんな事件、嘘だって私は思ってるんですけど。
……沙知見さん?」
誠孝は前を見たまま、難しい顔をしている。
そうか。
沙知見さんも、胸を痛めてるんだな、と日子は解釈したが、そこも全然違っていた。



