昨日、あなたに恋をした

 日子はそう微笑んだが、

「そうか?
 俺は、お前が家に帰った途端、どこからか物が湧き出してきて、元の惨状に戻りそうな恐怖に駆られているんだが……」

 首を振りながら目の前を横切っていく鳩を見ながら、誠孝はそう語る。

「お前、今日はうちに泊まったらどうだ」

「えっ?」

「そしたら、家汚れないだろ?
 ゲームしながら、寝落ちしろ」

 いや、どんなお誘いですか。

 しかも、この人、常に本気っぽいから怖い、と思いながら、日子は立ち上がる。

「あ、そういえば、うちの実家、この近くなんですよ」