ゴミを山の中の処理場に運んだあと、日子たちは処理場側の公園で一息ついていた。
「いや~、全部終わったって感じですね~」
と言って、
「いや、客が来るの、これからだろ」
と言われてしまったが。
喉が渇いていたので、日子は自動販売機で冷たい飲み物を買い、誠孝に渡した。
「ありがとう」
と受け取る誠孝と木陰のベンチに腰を下ろす。
結構新しい遊具が公園のあちこちにあり、ちっちゃな男の子が滑り台の横に立つママにサスペンダーをつかまれたまま、ゆっくり滑り降りてくる。
のどかな光景だ。
「爽やかな休日ですね~。
ここ数日の気がかりがなくなって」
いや、家の物もなにもなくってしまったが……。
「人生、一から始めようとしているような、そんな気持ちです」



