そのあと、日子が職場に行き、働いていると、いきなり裕子からの襲撃を受けた。
「楓さ~んっ」
と背後から抱きつかれる。
わあああああああっと日子はフロアに響き渡る悲鳴を上げてしまった。
テンキーがっ!
押された弾みで大量の7が打ち込まれ、なんだかめでたい感じになったが、なにもめでたくはなかった。
しかも、動揺して、ついた手がデスクではなく、キーボードに当たっていて、謎のスペースが画面上に増えまくり、
ウイルスっ!?
と思ってしまったが、犯人は自分だった。
「うう……。
楓さん、ごめんなさい~っ」
「は? え?
なにがっ?」
と慌てながらも振り返る。
「私のせいですよねっ」
この今打ち込み中のデータの惨状がっ!?
と思ったが、違った。



