不安が頭をよぎった…。


逢いたい…、誠に逢いたい…


でも、誠は愛に言った。


「ケガが治るまでは大人しくしてろ
俺も連絡もしないから」


心配して言ってくれたのだとは思う…


でも、その言葉を聞いて愛は寂しかった…


もう逢えないんじゃないかと言う不安に襲われた…。


礼子の件では、誠もかなりこたえているはずだ


誠自身も、礼子が愛を憎んであんな事をしたことは信じられないだろう…


ショックだっただろう…


愛は誠の涙が頭から離れなかった


初めて見た誠の涙…


決して愛の前で、誠が泣くことはないと思っていた…


悲しい真実が胸を締め付けた…