さとみには、とにかく心配ばかりかけてきている。


それでも、さとみはそばに居てくれる。


感謝、その言葉に尽きる。          


『さとみの言う通りかもね。
とうとう今日かぁー。
何かさぁー、本当にこれでいいのかなって思うんだよね。
チームにはまだ誠が必要な気がするし、誠が後悔するんじゃないかって思ったりもするんだ…』


さとみは愛の肩を叩き言った。


「誠さんが自分で決めたんでしょ。
後悔なんてしないよ。
らしくないぞっ!愛っ!」


さとみに救われた気がした。


『そうだよね。
もう余計なことは考えないよ。
今日、誠迎えに来るんだ』


愛はやっと笑顔になれた。