「愛、とにかく今は動かないでくれないか
俺が礼子の事を調べてみる
チームの人間の方が調べやすいだろ」


愛は正直悔しかった…


誠の気持ちも分からなくもない。


自分の仲間が、自分の彼女を狙っているなんて、考えたくもない話だろう。


確かに、同じチームのメンバーの方が調べやすいだろう。


ただ、誠は本当に、礼子のことを調べられるのか、愛は不安だった。


だが、ここは誠を信じて、待ってみようと思った。


愛はゆっくりとうなづいた


『分かった。誠に任せる。
ただ、長い時間は待てない』


「あぁ…、急いで調べてみる
愛…、自分の体は大事にしろ」


『分かった』


また、何かが起こる…


愛はそう感じていた…