まだ想いがあるのか…


どうしても不安になってしまう…


愛は思い切って、誠に礼子と別れた理由を聞いてみた


『誠、教えてほしい…』


誠は愛を見つめ、うなづいた。


「礼子との事だろう、分かった、話すよ」


誠の言葉に、愛は胸が張り裂けそう思いだった…


本当は聞きたくない…


でも、聞かなければ二人は前に進めない


聞かなければならないのだ


礼子と誠の事で、ダチの事はすっかり忘れてしまっていた…


誠が話を始める。


「俺が総長になる少し前、礼子はチームに入って来た。
それから半年くらい後だった…
俺と礼子が付き合い始めたのは…」