入学して一ヶ月…


愛にとっては、心休まる事のない、闘い続ける日々の中、
俊以外の仲間と呼べる奴らが出来ていた


「愛っ!北中の奴らが来たよ」


窓の外から、柄の悪い奴やが見えた


「あいつら、マジでやる気かよ…」


「この間やられたばっかなのに…」


「懲りないねぇ~」


ついこの間、隣街の北第一中学とやり合ったばかり


相手は五人、こっちは三人。


圧倒的な強さで勝利した勝負。


まっ、簡単に諦めるようじゃ、不良はやってられないが…。


どうやら、また勝負をしなければならないようだ…。


愛は薄っすらと笑みを浮かべた。