何日経ったのだろう…。
あれから誠が姿を見せていない…。
愛は公園で、毎日誠を待っていた…。
だんだん不安が大きくなる…。
でも愛は信じたかった…。
誠の目…、そしてあの言葉を…。
涙が頬を伝う…。
手で涙をぬぐい立ち上がると、そこには男が立っていた。
『誰?』と愛が言うと男は答えた。
「愛ちゃんだよね
俺は誠のダチで大野勇次って言うんだ
誠に伝言頼まれて伝えに来た」
いきなり現れた誠のダチの存在に驚きながら、
心臓が…、バクバクしていた…
そして不安が襲い、嫌な予感がした…
『本当に誠のダチなの?
あたしに伝言?誠が?』
愛はこの男を疑っていた。