きみと真夜中をぬけて






鬱になった。



薄々そんな気がしていたので、叔母さんに病院に連れていかれた時、どこかほっとしていた。



わたしってやっぱりおかしかったんだ。
不安定なのはわたしのせいじゃなかったんだ。


絶対安心すべきことじゃないのに、病名に感謝すらしていた。


わたしが病気になった時、既に綺はそばにはいなかった。弱くて脆いわたしに愛想を尽かしたのだと思う。



その後すぐ、綺は家の都合で引っ越すことになり、わたしたちは疎遠になった。