イノセント・ラブ(無邪気な純粋な恋)


私の名前は、青葉ひより(あおば ひより)
四季ちゃんクラスの一員。


この頃ナッちゃん(孔雀ナツ君)が
すっごく可愛いな〜と思ってる。


元々赤ちゃんメーカーの広告のモデルで、その頃から、ナッちゃんを見てる。


クラスが一緒になり、まじかでナッちゃんを見る機会が増えて、
より一層可愛いくて、可愛いくて。。


あれ?


今日は、いつも首に下げてるペンダント(錠剤を入れるやつ)がない。


どーしたんだろ…?


「ない…ない!;薬がない!!;」


教室にいたのは、雲雀くん、翔くん、アキくん、マサキくん、ツバサくん、と私だけだった。


「薬の効果は後どれくらいで切れる」
雲雀くんが問いかけた。


翔くんが
「大体あと、2、3分てとこか…」


マサキくんが、
「ひよりさん、ちょっとあっち行ってよーか?;」


私をぐいっと、教室から連れて行こーとすると、、


ナッちゃんの様子が、、


「み、み、∑見ないでぇー!!!」


ナッちゃんの顔や身体が見える範囲中、
黒い模様の様なアザが広がった。


そのアザは、生きてるみたいだった。


アキくんがその場を後にした。


ーーーーー


廊下を歩いていたマリアはアキが教室から出て行くのを見かけた。


「アキ様!どこへ行かれるの…?」


「ん、今急ぎだからまた後で、、」


「また、違う人(女の子の)所へ行かれるのですか…」


アキは無言でその場を去る。



新任の蔵馬シノ(くらま しの)先生が、
ナツのペンダントを拾っていた。


「あら、アキくん…今日は何しに来たのかしら?」


「ちょっとそのペンダントに用がありまして」にこっ


ーーーーーー


「ナッちゃん?;大丈夫??;」


「見ないで!!来ないで近寄らないで!!!」


「やめとけ、コイツは俺らと同じで誰をも拒絶する」
雲雀くんはそう言った。


私は教室を後にした!


ツバサが、
「ほらな?誰もが俺達を拒絶する…信じちゃいけねーんだよ、希望を持っちゃいけねーんだよ雲雀…」


「……」


アキくんが、私にペンダントを渡してくれた。


「行きな?ナツが君を待ってる…」


「アキくんは!?」


「ボクはほら、ボクを待ってくれてる女の子がいるからそっちに行くよ」にこっ


「じゃあ、任せたよ…」


アキくんはその場を去った。


ーーーーーーー


マリアは泣いていた。


泣きながらそれでもアキの事を想っていた。


「泣かないで」
アキが優しくマリアに近づく。


「アキ様!;なぜ…」


「先生にはペンダントを返してもらってただけだよ、四季ちゃんとは病の事を話してただけ、、今までごめんね
もう、キミを不安がらせないよ」


「アキ様…!」ぎゅぅっとアキを抱きしめる。



ーーーーーー


ナツは廊下を走って誰も居ない所へ行こうとしてた。


ひよりはナツを探していた。


雲雀が、
「ペンダントを見つけたのか!早くナツを見つけ次第、薬を飲ませろ!」


「はい!」


ナッちゃん!待ってて…!





あ!


見つけた!!


「ナッちゃん待って…!;」


「逃げないで…!」


(ひよりちゃんが僕を追いかけてくれてる…)


(でも何で…?)


(こんなに僕は気持ち悪い姿なのに、、)


「ナッちゃん…!」


(これは偽善…?そんなメリットないか…、ひよりちゃんがそこに居る。僕はどーすれば…)


「捕まえた…」


ペンダントのフタを空け薬を自分の口に入れ、
口移しでナツに飲ませた。


ごくんっ…。。



…な////;


なん、で…?////;


「好きだからよ、好きだから、世界で1番…大好きだからよ」にこっ


ナツの模様は消えた、、


それは一時のモノだけど、この気持ちは
一生消えなかった…。。



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