イノセント・ラブ(無邪気な純粋な恋)


ある晴れた日の事、
私は理事長室にいた。


「理事長、私の生徒たちを裏でゆすろ〜としているのはホントですか?」


「話しが見えないんだが…」


「雲雀くん、アキくん、翔くん、ツバサくん、ナツ君、マサキくんの病の事です。」


「彼らの病を公表する気ですか?」


「彼らの病は治らない、隠していても何もはじまらない、だから公表する事に決めた。」


「…と、言えば彼らはどう反応するのか知りたかった、彼らにとっては少し手洗な事をしてしまったかもしれないがね」


「え?どういう事??;」


「ボクは優医師の弟で桐柱 渡(きりはし わたる)だよ。
そして君の叔父にあたる…」


「え!」


わたしの叔父…?


「四季、大きくなったね。」にこっ
頭をポンポンッと軽く叩いてくれた。


ーーーーーー


遠い記憶、
四季が小さい頃、お兄さんが
会う度に、四季の頭をポンポンッと
してくれてたのを四季は思い出した!


「四季、大きくなったね…」にこっ


ーーーーーー


「あの時のお兄ちゃん!
理事長だったなんて…!」



「ボクは地位も名誉も要らない。
ただ、彼らの病を安定させる為に、
兄も色々やってきた。」


「だが、薬じゃ何も解決しない、
彼らには愛が必要だとボクは思ったんだ。
愛する事、愛される事…。
そうすればおのずと病状も安定するだろうと。」


「じゃあ、理事長は彼らの為に…!;」


「雲雀くんには君が必要だと思ったんだけどな、今日の便で海外に行くらしい、」


「え!;」


「好きなら追いかけなさい…」にこっ


「は、…はい!」


私は無我夢中で雲雀くんの後を追った。


ーーーーー


雲雀くん!;


雲雀くん…!;


飛行機の最終便は行ってしまった、、


間に合わなかった…、


私がどれだけ雲雀くんの事を心配してると思ってんのよ…


何で何も言わずみんな行ってしまうの、、


母さまも、父さまも…


病気のせいで居なくなった。


雲雀くんは?雲雀くんは何で居なくなるのよ!


まさか、海外に特効薬があったとか…?



いろんな思いを巡らせながら四季は泣いた。


「…こんな所で、何をしてるんだ…?」



雲雀くんがキョトンとしてこちらを見ている。


「雲雀くん!?」


「私、わたし…雲雀くんが遠くへ行ってしまうと思って、、それで…」


泣きながら説明しよーとしても説明出来ない。


雲雀はにこっと笑って頭を撫でてくれた。


「何処にも行かないよ…?ただ海外の友達が帰国するだけだったんだが、、誰がそんな事を…笑」


「り、理事長〜!!!」


私は理事長との経緯を説明した。


「そうか、そーいう事だったのか…
しかも姪っ子が四季だったなんてな…笑」


「あ、そうそう、俺の事を追いかけて来たとゆぅ事は1人の男として思って追いかけてくれたって事だよな?」


「え、それは…、、////;」


ぎゅぅっと四季を抱きしめて、微笑みながら
「ありがとう、四季、大好きだ。」
と四季に伝えた。。




数年後。。。



「パパ、ママ!私ツバサ兄と結婚する♪」


四季は
「はいはい♪」と軽い返事。


雲雀は
「は?!俺は許さないからな!1人娘をアイツに渡すとか断じて嫌だっ」


「ぶちゃいくな娘ちゃんはもらってくぜっ笑笑笑」
ツバサは2人の愛娘をお姫様抱っこしてさらっていった。


「やめろ〜〜〜!;」
「まぁ♪///大胆‪w」



このお話はまた違う所で♪
最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次回作を執筆した時にはどーぞよろしくお願いいたします。

END