突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②

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「ははっ!」



その男はすんなりその手を引っこめると

笑いながら、ドラム缶みたいなものの上にどかっと座った。



まさか…
それに詰めて、海に投げ捨てるつもりじゃないよね…



「誰か知らねぇが…顔だけじゃなくて、中身も綾にそっくりだな!」



その男は、私の後ろに誰かを見るような目で、少し淋しそうな顔で笑った。



「…おい!」


その男は子分達に命令して、私の手足を結んでいた縄を外させた。



「あいつらが乱暴したみたいで、悪かったな。」

「あの…」

「俺は綾に会いたかっただけなんだ。まぁ、あいつは俺を利用してただけっぽいけどな。」