《水南斗side》
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「ほら、水南斗、可愛いだろ?舞香って言うんだ。」
「・・ちっちぇ」
「はは。」
お前との出会いはホントに幼いころだったよな。
俺と兄貴は一回りも歳が離れていたから
17で兄貴が結婚するって言った時でも、俺はまだ幼稚園児でさ。
あの女が兄貴とは別の男との間に産んだまだ幼い赤ん坊のお前を連れてきても最初は理解できなくて
てっきり兄貴の子だと思ってたんだよ。
でもそれをちゃんと理解するのに時間はかからなかった。
兄貴が18才になったと同時に籍を入れた
その直後だった
あいつは
あの女は舞の事を置き去りにしてウチの実家から出ていきやがった。
【自由に生きたい】
その置手紙だけを残して。
確かに結婚した当時は金も無く、実家に同居することになってた。
それが嫌だったのか?
そりゃ、同居となれば自由は半減はする。
でもな。
舞は?
自分の産んだ子だぞ?
自由・・って
舞の事も・・含めてなのか?
それから25歳になるまで兄貴は寝る間も惜しんで働いて
この家を建てた。
そして舞と2人で暮らし始めた。
これで、いつでも気兼ねなく帰ってこれるだろう。
舞に会いに来れるだろう。
・・真里菜がって。
―っ!
それだけのためにここまでして
あの女にんな、価値あんのかっ?!って、俺は
兄貴に聞いたことあった。
親父と母さんが言ってたセリフの受け売りだ。
それを兄貴は
笑った。
『居場所がさ、居るんだよ誰でもな。』って言った。
イミがわからなかった。
「あの女はもう別の居場所があるじゃん、もう帰ってなんかこねーよ」
最初の質問から何年たっても変わらない2人だけの生活を続けている兄貴に
そんな皮肉にもイヤミにも取れることを言ったことがある。
その時も兄貴・・
笑ったよな。
『帰る場所じゃなくていいんだよ、少し休めるだけの場所でいいんだ。』
と、
またイミがわからなかった。
それから何年かして親父が単身赴任する事になって
母さんもそれに付いていくから、
俺にも一緒に来いなんて言いだして、高校に入ったばっかで、仲間とも
チームを作ってる最中の時だったから、どーしても行きたくなくてさ
兄貴んとこに居候させてもらうことで問題は回避したんだ。
ここにはちょくちょく顔を出していたし、歳もまぁまぁ近いから舞とは仲も良かった。
すぐに意気投合して毎日が楽しく暮らしていられた。
このまま3人で暮らしていけばいいとも思った。
だから、あの女は
もし、仮にここに戻ってきたりしても
俺がぜってぇ追い返す。
ぜってぇ、この家には入れねぇ
俺は用心棒として居るんだって気にもなってた。
しかし・・
舞には困ってた。
日に日に
変わっていきやがるから。
その//
キレ―になっていきやがるんだ。
舞はそーゆのに鈍いから意識してねぇけど
俺はめちゃくちゃ意識してた。
風呂入ろうと服脱いでる時だって平気で入っきて洗濯しはじめたり
パジャマの前ボタン開けっぱのままでウロウロしやがるし
部屋のドアだってちゃんと閉めねーから寝顔丸見えだし!
俺と兄貴は顔も似てるし、背丈も少し兄貴が高いくらいであんまかわんねーしで
見分けがつかなかったのか
舞はよく俺と兄貴を間違える。
ちょくちょく
抱きつかれたりもした。
平気な顔を見せてたけど
実は
かなりヤバい状態だったんだぞ。くそ//
その度に、俺が怒るから、(どーしていいかわかんねしっ//
舞に見分けつけてよって反対に怒られたっけ。
だから
考えた。
チームもだいぶ大きくなってきてたこともあってハクを付ける意味でも
俺は
腕に
兄貴とは逆の右腕にタトゥーを彫ったんだ。
これで見分けつく♪
そう言って笑ったよな舞。
その顔が目に焼き付いて・・
ああ
・・そうか。
もう最初から・・
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「ほら、水南斗、可愛いだろ?舞香って言うんだ。」
「・・ちっちぇ」
「はは。」
お前との出会いはホントに幼いころだったよな。
俺と兄貴は一回りも歳が離れていたから
17で兄貴が結婚するって言った時でも、俺はまだ幼稚園児でさ。
あの女が兄貴とは別の男との間に産んだまだ幼い赤ん坊のお前を連れてきても最初は理解できなくて
てっきり兄貴の子だと思ってたんだよ。
でもそれをちゃんと理解するのに時間はかからなかった。
兄貴が18才になったと同時に籍を入れた
その直後だった
あいつは
あの女は舞の事を置き去りにしてウチの実家から出ていきやがった。
【自由に生きたい】
その置手紙だけを残して。
確かに結婚した当時は金も無く、実家に同居することになってた。
それが嫌だったのか?
そりゃ、同居となれば自由は半減はする。
でもな。
舞は?
自分の産んだ子だぞ?
自由・・って
舞の事も・・含めてなのか?
それから25歳になるまで兄貴は寝る間も惜しんで働いて
この家を建てた。
そして舞と2人で暮らし始めた。
これで、いつでも気兼ねなく帰ってこれるだろう。
舞に会いに来れるだろう。
・・真里菜がって。
―っ!
それだけのためにここまでして
あの女にんな、価値あんのかっ?!って、俺は
兄貴に聞いたことあった。
親父と母さんが言ってたセリフの受け売りだ。
それを兄貴は
笑った。
『居場所がさ、居るんだよ誰でもな。』って言った。
イミがわからなかった。
「あの女はもう別の居場所があるじゃん、もう帰ってなんかこねーよ」
最初の質問から何年たっても変わらない2人だけの生活を続けている兄貴に
そんな皮肉にもイヤミにも取れることを言ったことがある。
その時も兄貴・・
笑ったよな。
『帰る場所じゃなくていいんだよ、少し休めるだけの場所でいいんだ。』
と、
またイミがわからなかった。
それから何年かして親父が単身赴任する事になって
母さんもそれに付いていくから、
俺にも一緒に来いなんて言いだして、高校に入ったばっかで、仲間とも
チームを作ってる最中の時だったから、どーしても行きたくなくてさ
兄貴んとこに居候させてもらうことで問題は回避したんだ。
ここにはちょくちょく顔を出していたし、歳もまぁまぁ近いから舞とは仲も良かった。
すぐに意気投合して毎日が楽しく暮らしていられた。
このまま3人で暮らしていけばいいとも思った。
だから、あの女は
もし、仮にここに戻ってきたりしても
俺がぜってぇ追い返す。
ぜってぇ、この家には入れねぇ
俺は用心棒として居るんだって気にもなってた。
しかし・・
舞には困ってた。
日に日に
変わっていきやがるから。
その//
キレ―になっていきやがるんだ。
舞はそーゆのに鈍いから意識してねぇけど
俺はめちゃくちゃ意識してた。
風呂入ろうと服脱いでる時だって平気で入っきて洗濯しはじめたり
パジャマの前ボタン開けっぱのままでウロウロしやがるし
部屋のドアだってちゃんと閉めねーから寝顔丸見えだし!
俺と兄貴は顔も似てるし、背丈も少し兄貴が高いくらいであんまかわんねーしで
見分けがつかなかったのか
舞はよく俺と兄貴を間違える。
ちょくちょく
抱きつかれたりもした。
平気な顔を見せてたけど
実は
かなりヤバい状態だったんだぞ。くそ//
その度に、俺が怒るから、(どーしていいかわかんねしっ//
舞に見分けつけてよって反対に怒られたっけ。
だから
考えた。
チームもだいぶ大きくなってきてたこともあってハクを付ける意味でも
俺は
腕に
兄貴とは逆の右腕にタトゥーを彫ったんだ。
これで見分けつく♪
そう言って笑ったよな舞。
その顔が目に焼き付いて・・
ああ
・・そうか。
もう最初から・・



