恋愛事情に問題アリ?


これは無限に回るの?


終りはないの?


き、もち悪いっ

もう

・・止めて

もう
やめて


誰かっ、


誰かっ・・っ、



―――プッ。



ぇ・・



何も
見えなくなった。


キキキキキキ―――ッッ

?!!!
?!

え?
なに?

この音?


ドンッ!!!


きゃぁっ!

痛った・・ぁ
なに?

腕・・?



男の人の
その中に私・・居る。

なんで?

アレ?

そこに横たわっているの
・・凪?
寝てるの?

でもそこは・・灰色で固そうで
体痛くなりそうだよ?
・・
と・・ぇ?

・・赤?

凪のキレイな金色の髪が
赤い色に・・

赤に染まっていく。


その金色の髪は私のお気に入りなんだから
やめて

それ以上、
赤く染まらないで

凪、

やめて


「やめてよ――――――――――っっ!!!!」


ガクンッ


腰から崩れ落ちた体を
何かが
誰かが支えてくれてる。

腕・・

男の人の
この腕・・

覚えてる
あの時は
何も描かれていない真っ新な腕だった。

あの時は?

あの時って・・
いつ


≪覚えてるハズだよ≫


また聞こえる。声。
誰の声っ?


≪知ってるくせに≫


し、知らないっ、なにも私、知らない。


≪現実を見れないだけでしょ≫

違うっ、

≪いつまで甘えてるの?≫

甘えてなんかいない!


≪水南斗を利用して≫
そんな事していない!
水南斗のことはっ、


「え」


私・・
水南斗って・・


私・・
水南斗を

・・知ってる。


≪当たり前でしょ、凪の弟なんだから≫



≪一緒にこの家で暮らしていたんだから≫

!!


「暮らして・・た?」

「!」

頭の中から聞こえてくる声に
そう言葉を出してしまってた。

目の前には私を体ごと支えてくれてる人がいる
腕にはいっぱいの模様・・
この人はあの時の人じゃない。


≪誰のせいで≫

「ぅっ、」 まだ聞こえる。


≪その腕にソレを彫ったと思う≫

「―っっ」 うう・・っ知・・らないっ
「舞?おい、」


≪水南斗のタトゥーは右にあったのに≫

―っえっ?

≪右のタトゥーを潰してまで≫

「え 右・・」
ゆっくり視線を右にむける

そこには真っ新な
・・ううん違う。
火傷でもしたかのような痕が手首まで続いて・・っ、

「これ・・は」
「え?」
触れてみた。

左手の模様と同じ形をした醜い傷痕。


「この腕は・・」

「舞・・?」



≪もういいでしょ≫


「これは・・」



≪もう解放してあげて≫



「水南斗のだ。」

「――!!!」 「―舞ちゃ・・!」 「まさか!」「!!」


「みっ、
水南斗っ、水南斗の・・っ」


「ま・・い。」



ポロっ・・

ポロッ ポロッ

目から流れおちる涙と共になにかが剥がれていくのがわかる。