恋愛事情に問題アリ?

もうこんな役に立たない人たちにかまってられない、
私は1人で凪捜索を開始し始めようとした

「凪さんになるため
凪さんと同じ左腕に同じタトゥー彫ったんだよ。水南斗は。」

「ぇ?」

「舞ちゃんが間違わないように、
凪さんと思わせるようにって、こいつはっ!」

「――ぇ?な・・んでそんな事をする必要が・・?」


「・・舞ちゃんが中学の頃、凪さんと水南斗と舞ちゃんの3人で買い物に行ったの、覚えてねぇ?」
「仙っ、それはっ、」
「っせぇ!」

・・・?

「そん時、飲酒運転で暴走していた車が舞ちゃんの方へ突っ込んできたらしくてさ。
気づいた水南斗が舞ちゃんを引き寄せたんだが
凪さんは、それでもダメだと思ったんだろう、2人を突き飛ばして
代わりに

ひかれて死んだんだ。」

・・・・

「舞ちゃんの目の前でだ。」

・・・・

「即死だったから、
もう何もしゃべることも目を開けることもなく
いきなりだったから。舞ちゃんはその現実を受けとめれなかったんだだろ
水南斗の腕の中で微動だにしなかったらしいしな。」


・・・声が


「その後、意識を無くして病院に入院した舞ちゃんが、退院する時には
既に凪さんの葬式は終わってた。」


・・遠い


「凪さんの葬式に水南斗、出てないんだぜ?」


・・あまりよく聞こえない


「実の弟なのに、凪さんの事、めちゃくちゃ好きで
仲好かったのにだぞ?」


・・なんて言っているんだろう



「それよりも、
舞ちゃんが目が覚めたとき、傍に居てやりてぇって、だからここを離れられねぇって、
舞ちゃんが入院している間中、ずっとつきっきりで見守ってた。
こいつの気持ちは前から知ってた。
凪さんと舞ちゃんと3人で暮らし始めた頃から
その頃からずっと舞ちゃんの事、気になってたからなっ!。」


・・なんでこの人はそんな辛そうな顔してるんだろう


「なのにだ?
そんな水南斗のキモチなんて全く無視して、
目ぇ、覚めたとき、なんて言った?
水南斗の顔見てなんて言ったと思う??
―、
≪凪≫って呼んで笑ったんだと!」


・・なんでこの人は・・
泣いているんだろう


「そんなん言われたら・・っ、
違うなんてって言えねぇだろっ、」


・・聞こえない




真っ暗。

またぐるぐる頭の中で黒い何かが回ってる
激しく音を立てて回ってる。

同じところを

ぐるぐるぐる


まるでループ。