「舞、」
すぐに駆け寄ってきてくれる凪。
有紀ちゃんは来ない。
凪が傍に居る時は、決して私の心配はしない有紀ちゃん。
それは凪が
絶対に私のコトを守ってくれるって思ってくれてるから
その凪の手は私の腕に触れそれ以上倒れないよう支えてくれてる。
Yシャツの袖を捲ってるせいで左腕のタトゥ―が見えた。
このタトゥーは凪のもの
私がもっと小さいころ、
それを真似て自分の左腕にマジックで書いたことあった
その時、はじめて
凪に≪ダメだ≫って言われた。
何をしても否定したことなかった凪が、初めてそれだけはダメだって
私のちいさな手からマジックを取り上げたよね。
だから覚えてる。
絶対にこの腕は凪のなんだ。
だから、ここに
私の体を支えてるのも
凪に
間違い・・な
「舞」
・・ちが
・・う
ぐるぐるぐるぐる
ぐるぐるぐるぐる
頭の中が
ぐるぐるぐるぐる
何回も同じとこを回っている気がする。
またふりだしに戻ってしまった
でも
どこが始まりだったのかもわからない
入口も
出口も
ない
怖い
怖い
た
「・・すけて。」
怖いよ
「舞、大丈夫だ、俺が居るからっ、」
凪の腕を持つその人が私のことを
力いっぱい抱きしめてきた。
だから
あなたは
「誰?」
「っ、舞?」
「なんで凪の腕だけしかないの?」
「ま・・」
「凪から腕を抜き取ったの?
じゃ、凪は痛がってる、腕がなきゃ
血が出て
し、死んじゃう。」
「舞、っ」
更に強まっていく力
「もう死んでる。」
え
「有紀っ!」
え
そう声を出したのは
私とこの人から距離をとって立ってた女の子。
私と同じ歳ぐらいの・・
「誰?」
「は。
私のことも忘れたんだ」
そう言って鼻で笑われた。
なに?この子。
「ま、しかたないよね、所詮、私はあんたの見張り役として作り上げられたトモダチだもんね。」
「有紀っ!!」
え
この人。
さっきもこの子のこと有紀って言った。
ってことは
この子は有紀って名前なんだ。
でも、見張り役??って?
友達って?
「私のトモダチ?」
「そ。大親友って設定。」
「え」
「消えろ。」
「っ、」
その有紀って子に
低い声でそう言うこの人。
すごく鈍い眼光で睨みあげてる瞳。
あ・・この目
覚えてる。
そうだ。
この目って凪のと同じ。
て言うことは
目も凪から奪い取ったの?
「もう知らないからっ!」
いきなり有紀って子が大声を出してリビングから出ていってしまった。
「ちっ。」
その子が出て行っても
この人が舌うちしても
私の目は
食い入るようにその瞳を見ていた。
それに気づいたその人は
「どうした?舞。」
さっきの低い声とは違う優しい声で
さっきの鋭い眼光じゃなく優しい目でそう聞いてくる。
「その目どうしたの?」
「ぇ?」
「その目も凪から取ったの?」
「―!」
「だって、その目は凪のと同じ。
ううん、凪の目だもん。」
「・・俺が凪なんだから当前だろ。」
「え?凪?」
「ああ。」
「・・」
「舞?」
「・・
あのね、
腕も、目も凪なんだけど・・
・・
なんか違うの」
「――!」
「だから・・
あなたは
凪じゃない気がする。」
「!!」
「ねぇ、凪を帰して。」
「ぇ?」
「あなたなら知ってるでしょ?凪の居場所。
だって、凪から奪ったんだもん
その腕も目も。」
「―――」
「お願い、教えて。
今、どこにいるの?どこに隠したの?
凪を帰してっ!!帰してよっ!」
「っ、」
「凪、どこ?!凪っ!!」
「―っ、」
何も言わないその人の腕を外すと私は部屋中、家中を探し回った。
「凪、凪、返事してよ、」
1階には居ない。
姿が見当たらない。
だったら、
2階?
階段をかけあがると、まず目にはいってくる私の部屋。
覗いてもここにも凪は居ない。
んー・・と悩んでると
私の部屋の向かいにもう1つ部屋が。
「ここに居るの?凪っ、」
ドアを開けその部屋に入った。
途端に香る
甘い香り。
これは凪の付けてる香水の香り
じゃ、やっぱりここに凪がっ
「凪っ、居るんでしょ?凪っ、」
ベッドの掛け布団を剥いでも
クローゼットを開いて覗きこんでも
机の下にもぐっても
カーテンを開けても
そこに凪の姿は無かった。
ペタン。
そこに座り込んでしまう
あと・・どこを探せば凪を見つけることができるんだろう
どれだけ呼べば
あの愛おしい声を聴かせてくれるんだろう。
すぐに駆け寄ってきてくれる凪。
有紀ちゃんは来ない。
凪が傍に居る時は、決して私の心配はしない有紀ちゃん。
それは凪が
絶対に私のコトを守ってくれるって思ってくれてるから
その凪の手は私の腕に触れそれ以上倒れないよう支えてくれてる。
Yシャツの袖を捲ってるせいで左腕のタトゥ―が見えた。
このタトゥーは凪のもの
私がもっと小さいころ、
それを真似て自分の左腕にマジックで書いたことあった
その時、はじめて
凪に≪ダメだ≫って言われた。
何をしても否定したことなかった凪が、初めてそれだけはダメだって
私のちいさな手からマジックを取り上げたよね。
だから覚えてる。
絶対にこの腕は凪のなんだ。
だから、ここに
私の体を支えてるのも
凪に
間違い・・な
「舞」
・・ちが
・・う
ぐるぐるぐるぐる
ぐるぐるぐるぐる
頭の中が
ぐるぐるぐるぐる
何回も同じとこを回っている気がする。
またふりだしに戻ってしまった
でも
どこが始まりだったのかもわからない
入口も
出口も
ない
怖い
怖い
た
「・・すけて。」
怖いよ
「舞、大丈夫だ、俺が居るからっ、」
凪の腕を持つその人が私のことを
力いっぱい抱きしめてきた。
だから
あなたは
「誰?」
「っ、舞?」
「なんで凪の腕だけしかないの?」
「ま・・」
「凪から腕を抜き取ったの?
じゃ、凪は痛がってる、腕がなきゃ
血が出て
し、死んじゃう。」
「舞、っ」
更に強まっていく力
「もう死んでる。」
え
「有紀っ!」
え
そう声を出したのは
私とこの人から距離をとって立ってた女の子。
私と同じ歳ぐらいの・・
「誰?」
「は。
私のことも忘れたんだ」
そう言って鼻で笑われた。
なに?この子。
「ま、しかたないよね、所詮、私はあんたの見張り役として作り上げられたトモダチだもんね。」
「有紀っ!!」
え
この人。
さっきもこの子のこと有紀って言った。
ってことは
この子は有紀って名前なんだ。
でも、見張り役??って?
友達って?
「私のトモダチ?」
「そ。大親友って設定。」
「え」
「消えろ。」
「っ、」
その有紀って子に
低い声でそう言うこの人。
すごく鈍い眼光で睨みあげてる瞳。
あ・・この目
覚えてる。
そうだ。
この目って凪のと同じ。
て言うことは
目も凪から奪い取ったの?
「もう知らないからっ!」
いきなり有紀って子が大声を出してリビングから出ていってしまった。
「ちっ。」
その子が出て行っても
この人が舌うちしても
私の目は
食い入るようにその瞳を見ていた。
それに気づいたその人は
「どうした?舞。」
さっきの低い声とは違う優しい声で
さっきの鋭い眼光じゃなく優しい目でそう聞いてくる。
「その目どうしたの?」
「ぇ?」
「その目も凪から取ったの?」
「―!」
「だって、その目は凪のと同じ。
ううん、凪の目だもん。」
「・・俺が凪なんだから当前だろ。」
「え?凪?」
「ああ。」
「・・」
「舞?」
「・・
あのね、
腕も、目も凪なんだけど・・
・・
なんか違うの」
「――!」
「だから・・
あなたは
凪じゃない気がする。」
「!!」
「ねぇ、凪を帰して。」
「ぇ?」
「あなたなら知ってるでしょ?凪の居場所。
だって、凪から奪ったんだもん
その腕も目も。」
「―――」
「お願い、教えて。
今、どこにいるの?どこに隠したの?
凪を帰してっ!!帰してよっ!」
「っ、」
「凪、どこ?!凪っ!!」
「―っ、」
何も言わないその人の腕を外すと私は部屋中、家中を探し回った。
「凪、凪、返事してよ、」
1階には居ない。
姿が見当たらない。
だったら、
2階?
階段をかけあがると、まず目にはいってくる私の部屋。
覗いてもここにも凪は居ない。
んー・・と悩んでると
私の部屋の向かいにもう1つ部屋が。
「ここに居るの?凪っ、」
ドアを開けその部屋に入った。
途端に香る
甘い香り。
これは凪の付けてる香水の香り
じゃ、やっぱりここに凪がっ
「凪っ、居るんでしょ?凪っ、」
ベッドの掛け布団を剥いでも
クローゼットを開いて覗きこんでも
机の下にもぐっても
カーテンを開けても
そこに凪の姿は無かった。
ペタン。
そこに座り込んでしまう
あと・・どこを探せば凪を見つけることができるんだろう
どれだけ呼べば
あの愛おしい声を聴かせてくれるんだろう。



