恋愛事情に問題アリ?


「どうした?舞。」

相変わらず甘い声で優しい

なのになんでそう思うんだろ


「・・さっきね、
おかしなこと言われたの。
・・
凪が総長現役だって。」

「!」 「!」

「でね、歳もね、10代後半か、ハタチだって。
おかしいよね♪」

「・・そ、れはおかしいな。」
「でしょ?もしそれがホントだったら一体いくつの時の子だって話だよね。
笑っちゃう♪」


「笑えないよ。」

「え?」
「有紀っ、」

私と凪の会話にいきなり割って入ってきたのは有紀ちゃんだった。


「もう無理だよ!もうやめてよ!」

わけのわかんない事を言って声を荒げ泣き出す有紀ちゃん。


「どうした・・の?有紀ちゃん」
「ちっ。」
小さな舌打ちをして
凪は動き、有紀ちゃんの事を部屋の外へと連れ出して行ってしまった。

・・部屋?

え?
ここ
私の・・部屋だ。

あれ?
部屋に居たっけ?私。
さっきまで誰かとどこかに
あ。
玄関だ。
そうそう
玄関を開けたら、誰かが入ってきて
凪のことをそんな風に言ったんだ。

あれは誰だったんだろ。

シンと静まり返った部屋に1人残されて寂しくなった私は
今いま、出て行った凪たちを追うように部屋からでた。


廊下にもう2人の姿は無く
階段の傍まで行くとなにやら下の方から話声が聞こえてきた。
ああ。
たぶんリビングにでも居るんだ。

ゆっくり階段を降り始める

その時、


「水南斗さん!」


て、有紀ちゃんの声がした。


あ。またこの名前。

一体
誰の名なの?


階段を下り終え、リビング脇で足を止める。
なぜ止めたかわかんない。
そこには見たくないものがあるような気がして
足がすくんだのだ。

でも、それは目だけじゃなかった。
耳も塞がなければならなかった。
それに気づくのは
遅すぎた。