「舞・・?」
「誰っ?」
「ソレマジで言ってんのか?」
「誰なの?っ、」
「舞、俺の事忘れたってーの?」
「誰??」
「ちょ、」
「誰?誰?誰?誰?誰?誰??」
「落ち着けって舞っ!」
その人は私の腕を掴んだ
「きゃぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~っっ」
「舞っ」
遠い
意識が遠のく。
暗い
真っ暗。
その中で
聞こえてきた
私の名を呼ぶ声。
≪舞≫
この声・・
さっきの人の声じゃない。
≪舞≫
ん・・やっぱり違う
誰だっけ?
≪舞≫
なつかしい
低くて
甘い
≪舞≫
あ・・これは
凪・・の声だ。
≪舞≫
アレ・・?でも
こんな声だっけ?
似てるケド・・少し違う。
でも
この声は・・
その声に導かれるようにして開かれていく瞼。
ここは
どこ?
「舞!」
あ・・
頭の中で聞いた声。
じゃ、この人が
凪?
「凪・・なの?」
「―・・ああ」
「舞っ」
また誰かに呼ばれた。
その方向を見てみると
そこには涙を流した有紀ちゃんが立ってた。
「有紀・・ちゃん。」
「良かった、気が付いて。も・・
安藤から連絡もらって時は焦ったよっ!」
泣きながら怒られた。
・・て
「あ・・んどうくん?」
って誰だっけ?
「安藤と一緒に居たんでしょ、その時いきなり舞が意識無くしたって
だから、私すぐに凪さんとこに連絡したんだよ」
「・・・」
有紀ちゃんもこの人のこと凪って呼んだ。
じゃ、やっぱり
凪なんだ。
もう一度、凪の方を向く。
でも
なんでか違和感。



