「?」
「んな話して悪かったよ。」
「・・うん。」
「それよりさ。もっと楽しいことしよ♪」
「え?」
「昨日の予約、おぼえてる?」
「っぇ・・//」 よ、予約・・?
「そ。あの予約」
「・・・」
「まさか、忘れたなんて言わねぇよな?」
「・・・」
「舞・・」
私の名を呼んだあと、安藤くんの唇が私の唇に触れた。
「――//」
なに?
さっきの話でまだ頭の中がぐるぐるしている
その中でのいきなりの行為。
頭が追い付かない
追い付いていけない。
頭がぼやける・・
頭の中が・・霞む
あれ・・?
この家はウチで。
あってる
で、
ここでキスしたのは凪とで。
え・・っと
じゃ
今・・ここに居るのは
誰?
凪?
アレ?でも凪はさっき会社に・・
じゃ、誰?
凪じゃないなら
誰?
あ・・
れ?
この言葉。
前にも言わなかったっけ。
どこでだっけ
いつだったっけ。
「凪・・」
咄嗟に出てしまった。
最愛の人の名。
でも
「俺、そんな名前じゃねぇよ。」
「――?!」
え?
「じゃ、誰?」
私の頭の中はまだ正常に動いてはいなかった。
「自分の彼氏のこともわかんねーの?」
「――?!」
え・・
だから
ソレ・・も
前に
聞いた。
でもすぐに
すぐに
言い間違いに気づいてくれたよね?
自分が凪だって
言ってくれたよね。
なんでそんなウソつくのって怒ったよね?私。
その時・・
凪の
顔が
綺麗な顔が
歪んで
・・っ
「・・ぇ」 ?
「舞、さっきから何言ってんだ?」
れ・・
「・・誰?」
「舞?!」
「やだ離れてヤダヤダヤダヤダ!!」
すごい声だったと思う
すごい力を出したと思う。
近くにあるものすべてをその人に投げつけてしまってたかもしれない
つい今まで接触していたなんて思えないほど
距離が開いていた。



