「・・・
え?」
「名前は
・・水南斗さんって言うらしい。」
水・・南斗・・?
どっかで聞いた
アレ?いつ?
「ウチのチームも傘下に入るみてぇだし。
直々の頭の顔、先輩らが見間違えるわけねぇ間違いねぇよ。
そうなると、
歳もやっぱ10代後半か20歳のハズ。」
・・どこで聞いたんだろ。
「大抵、そこまでの歳までしかしねぇからな。
その後は総代になるし。」
思い出せない・・
わからない
「ん?舞?」
「・・さっきから」
「?」
「なに言ってるのか全然わかんない。」
「っ、舞?」
「凪はそんな歳じゃないし、そんな名前でもない。
暴走族だってとっくに引退してるし?
絶対にありえない。」
「・・・でも、先輩らが見間違えるとは」
「違うよ。
凪は今も会社に
仕事に行ってるもん。
いつもスーツ着てネクタイしめていくもん
髪だって黒いし
それにそれにっ」
「あ、ああ、ごめん、舞。
この話はやめよう。もうわかったから」
「-!ホントに?
ほんとにわかってくれた?」
「・・ああ。」
そう言って、少し俯いた後、
安藤くんは再度離されていた距離を縮めてきた。



