「・・居てくれさえすればいいわけ?」
「え」
「つか?傍に居るのが当たり前ってさ、
・・完璧家族愛の世界だよね?」
「-っ?!!」
「だから、あいつはいつもそこで引っかかって悩むんだな。
なんとなくわかったよ。」
「・・っえ?」
「聞くけど、舞ちゃんてさ。
フツウの男と同じ事、あいつとできる?」
「え?」
同じ事・・って
「あいつとしたい?つか?できんの?」
「-////!!!」
「・・・・」
「あ・・あ・・の///
仙さんもひいたりしないでね
えっと、そういう気持ちはある。逆に凪とじゃなきゃそーいう事ってしたくない///
出来ない。」
「・・」
「へ、変だよね?親子なのにそんな事までしたいだなんてね////だから、凪に距離置かれちゃうんだよね///」
「別に、したい相手とすりゃいんじゃね?」
「えっ///あ、あの、それがっ」
恥をしのんで
昨日の凪とのやりとりを(つまりベッドでの事)を仙さんに言ってみた。
「は?」
綺麗な口の形を崩してそう一言、言われた。
「~~~/////」
「マジで言ってんの?」
「・・うん。」
「え?ごめん、もう一回聞いていい?」
「ええっ///もう無理です!!こんな恥かしいことっ///」
聞きなおすってマジ有りえないんですケド~~~////////
ただでさえ今にも顔から火が出そうなくらい恥かしいのにっ///
「も//、仙さんだから言ったのに・・っ///」
「あ、ああ悪イ悪イ、ただ
その・・あー・・う~ん、なるほどね。」
「???」
なんだ?一人で自問自答したぞ?仙さん。
そしてしばし考え込んで
「舞ちゃんどうして拒んだの?」
「////!!!」
だと??!!
めっちゃ、ストレートなご質問ですがっ!!
「あいつが好きなんだろ?抱かれたかったんだろ?」
「~~~~~///////」
「凹んだろーなぁ。あいつ。」
「っ!///な、凪は私の事なんてなんとも思ってないから、そ、そんなことはないと思う///
それよりめちゃくちゃ怒ってる。私のわがままをきいてくれようと凪は一生懸命我慢してそこまでしてくれようとしてたのにっ・・」
「・・・」
「私に勇気がなかったばかりにさ・・。」
「勇気?」
「う・・ん///だって
その・・そういうの初めてだったから////やっぱりまだ///は、恥かしくて////」
/////
「あー・・バージンかよ。」
「////!!!」
だから
仙さん。
キレ―な顔と反比例に下品な発言止めてほしいですがっ///
「それじゃ、そうなるのはまぁ、想定内だろーなぁ。」
「む??」
「でもなぁ、あいつ、経験無し子ちゃんとはしたことねぇからなぁ。」
「むむ???」
「わかってねーんじゃねぇか?もしかすっと。」
「せ、仙さん、私もわかりません。なにを言ってるのかさっぱりですが。」
「ああ、だから、舞ちゃんが拒んだ理由だよ、ソレぜってぇあいつわかってねぇ。
単に嫌がられたと思ってると・・思うぞ?」
「へっ??!!え??いやいや、凪の事嫌がるなんて絶対にありえないしっ!
つか?なんでそう思っちゃうのかわかんない??」
「さっきも言ったけど、経験ない子との行為はしたことねぇんだ、あいつ。」
「-えっ///??」
「だから、そんな反応示すなんてしらねぇってこと。」
「!」
・・そうなの?
だからなの?
つか、経験値低い相手とはしないってこと?
じゃ、私なんてダメじゃん
相手にもしてもらえないってことじゃん。
はぁ・・っ
「まぁ、そう落ち込むなよ。」
「落ち込みますよ、凪は結局、プロ級にそーゆうのが上手い人としかしないってわかって。」
「は?いやいや、そうじゃなくてさ・・」
「え・・、でも?ママって確かすっごく真面目な人だったって聞いてたケド
経験値は低くなかったってこと??」
仙さんは凪とは学生時代からの悪友。とーぜんママの事も知っている。
「あ・・ああ、
それは・・どうだったかな?」
「?」
めずらし・・仙さんが言葉を濁した。
「ママとも仲良かったんでしょ?仙さん。」
「んー・・、まぁ」
???
「あの・・さ、舞ちゃん。」
「ん?」
いきなり私の手をとって床に腰を降ろす仙さん。
その表情のいつもとは違う。
綺麗な顔には違いないのだけど、
目も・・口も笑っていない。
「・・仙さん?」
「まだ・・ダメか?」
「え?」
なに?
「まだあいつを・・」
「ぇ・・?」
添えられてただけの手にギュッと少しだけ力が加わるのを感じた。
なに?仙さん。
「・・いつまで・・」
そう言いかけた所でいきなり、
ダンダンッと大きい音が部屋のすぐ外で鳴った。
「え?」
部屋の戸は開いてるためその音はひどく
そして、その音がやんだ後
部屋に入ってきたのは
「凪?!」
しかもすごい形相!
その顔で、仙さんの事をガン見(いや、この人たちからすると、ガンつけ)してる。
粗々しい足取りで仙さんに近づくと
胸倉を掴んで立ち上がらせた。
それと同時に、私の手は仙さんの手から離れていく。
「なに言おうとしてんだよ。」
地から響くような低い声と
鬼のような目つきで仙さんを威嚇している凪。
「・・
見てらんねぇ。」
顔を歪ませながらもその目を外そうとはしない仙さん。
「あ?
じゃあ、見んな!」
「-!、だと?こらぁ?!」
「ああ??誰に向かってんな口聞いてんだ!こらぁ!」
ひぃぃぃぃぃっ??!!!
なになに?なんでいきなり元ヤンモードになってんですかぁぁぁ~~~~
しかも、こえーし!
マジ、パなく怖いんですけどぉ~~~~~この2人~~~~??!!
凪を止めれるのは仙さんだけ。
でも今回はその仙さんが相手だからソレ無理だし~~~~
うぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~
どうすればいいんだぁぁぁぁ~~~~~!!!!!
「いい加減、手ぇ離しやがれっ、水南斗っ、」
え
「っせ!、てめぇもう帰れっ!」
え
「自業自得なくせにキレやがって!」
掴まれたその手をバッと外し、部屋から出て行こうとする仙さん。
っ・・て
「待って。」
小さく消え去りそうな声が部屋に
仙さんに、
そして
凪にも届く。
「ん・なに?舞ちゃん」
私には優しい顔を向けてくれる仙さん。
「あのね、
水南斗って誰?」
「――!!」
「っ!!!」
2人の顔が一瞬強張った。
なんでかわかんないケド。
「さっき、凪の事、
水南斗って言ったよね。」
「・・・」
「・・・」
なんで黙るのかな
「凪も
なにも不思議に思ってなかったよね?」
「-・・」
「っ・・」
なんで顔を歪ませるの?
「なんで?
凪は凪だよ?
水南斗なんて名前じゃない。」
「――!!」
「・・だ 」
「ん?」
凪がなにか・・
「そうだ、俺は凪だ。」
「っ、おま・・」
「だよね♪」
「ああ。」
「――っ、」
「あ、ていうか!凪、会社は?」
「ん?あ、ああ。そうだな、。
学校、ズル休みしたお前と一緒になりたくねぇかんな。」
「~~////もぉ。」
「はは、じゃ、また行ってくる、大人しくしてろよ。」
「うん///」
昨日の出来事がまた夢のように現実を帯びてこない
ほら、いつもの凪じゃん。
何もかわらない。
部屋から出て行く凪とその後をついて出ていく仙さん。
その後ろ姿に手を振った。
パタン
と閉じられた
扉。



