俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


レースがあしらわれたマーメイドラインのドレスに、布素材と思われる花があしらわれたヴェール。

オール白。たまに水色。

これ、ウェディングドレス…!



なずなが、これ着てショーに出る?!

…嘘っ!



後夜祭のショーモデルは基本、家政サークルの独断で校内の生徒から選ばれるらしい。

それがこの高校では、美人でイケてる女子の称号となるらしく、名誉あることだと美森が言っていた。

なずながそれに選ばれるとは…!



そのデザイン画を今一度、まじまじと見る。

露出もありーの、でも、なんといってもこれ、体のラインが重要でないかと思えるぐらいタイトなドレスだ。

でも、遊びが効いてる斬新なデザインで、オシャレ。

これをなずなが着る…!



(絶っ対、似合う…!)



一瞬だが、興奮してしまった。

間違いない。うちのなずなさんに似合うぞ。このシャレオツデザイン。間違いない。

親バカならぬ、彼氏バカ。


と、同時に妄想。

ウェディングドレスかぁ…。

可愛い可愛いお嫁さん…俺の。

ぐふ。ぐふふふ…。