俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


まず、何から説明すればいいのか。と、言葉を探していたが、更なる質問を重ねてきたのは綾小路さんだ。



「まさか……夢見の結果が、この……優さんが目覚めるということだったのですか?」

「あ……」

「夢殿は『いくつかの夢を見て、その選択権を与えられる』ことが出来ると聞いたことがあります。ひょっとして……」

「そ、それは……」

「君が見た……選んだ夢見の結果、聞かせて貰えませんか?」





……俺は、夢見の隠しルートのトリガーを引くことに成功した。

俺のワンアクション、それはこの【夢殿】の力で眠るおじさんを起こすこと。



とある廃墟で、対峙する菩提さん、なずなと黒い翼の彼。

菩提さんがあの『冥王の血液』を使用し魔族化することはかなりの高確率で避けられないことだった。



……もし、使用しないという選択、菩提さんが魔族化しないという選択をするとなると、二人は黒い翼の彼の手によって命を落とす。

それだけではない。『二人が死ぬ』という選択の結果は、黒い翼の彼が暴走して、あの水晶鬼閣下の『核』を自らに与え、とんでもない魔族が誕生してしまうことになるのだ。