俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


…が、しかし。

その後、秀晴が何度参上しても、そのほとぼりは冷めず。

何度足を運んでも、そのいかがわしい声と物音は止まなかったという。

お昼になっても。お昼を過ぎても。



え、えっ!いったいいつまで…エンドレス?!



そして秀晴、痺れを切らす。

情事真っ最中にも関わらず、扉をドンドン叩きながらドア越しに叫ぶ叫ぶ。



『優さんっっ!お昼は?お昼どうするんですかぁっ!そんなガリガリで食べずにいるんですか!』

『ご、ごめん秀晴さん!もうちょい!もうちょいで一回終わるから!ごはんそこ置いといて!』

『は…一回終わる?す、優さぁぁんっ!!』



未成年が学校にも行かずに、真っ昼間から耐久戦?……なんていかがわしい!

ガリガリでフラフラだったくせに、そこは別腹なのか!



しかしそこは秀晴の危惧の通り、本当に耐久戦になっちゃっていたようで、おやつの時間になっても夕方になっても……二人のいる部屋からは声と物音は止まない。

若いって、何て元気なことだ。

心労が重なり、秀晴は生きた心地がしなかったそうだ。