だが、それを一緒に聞いていた親父が、口につけたグラスのウイスキーをブッ!と吹き出した。
げほげほとムセる親父に『あ、スミマセン』と、玲於奈は悪怯れることなく返答している。
いやいや、今の発言、スミマセンじゃ済まないでしょ!
毎晩とか重ねるとか、なんていやらしい!(…)
俺たち、まだそんなことは…!
こいつ…!と、いう思いを込めて眉間にシワを寄せるが、そんな俺より一層慌てて反論したのは親父だった。
『れ、玲於奈!伶士はまだ高校生だぞ!そ、そんなこと、俺が許さん!』
『えー。何言ってんすか社長。イマドキの高校生、みんなシテますヨ。イマドキじゃないかつての社長も、高校生の時にはすでに経験ズミだったデショー』
『バカヤロー!イマドキでも俺の過去云々ではなく、親の立場で夜の営みどうぞどうぞなんて言えるか!』
『社長もお父さんなんですネ』
鼻息荒くしている親父に対し、玲於奈はどこか呑気な返答を繰り返す。
この空気感の違い、見てるとヒヤヒヤする。
『なーんだ。ボクはてっきりなずなサンが過去の優サンと同じく、愛の交歓で霊力枯渇状態、激ヤセから復活してるんだと思ってましたケド』



