俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


『でも、まさかなずなが花魁女郎蜘蛛とやり合ったなんて、聞いた時はビックリしましたよー』

傍にいた鳴海さんも話に参加してくる。

『で、勝っちゃうとか、凄くないですか。で、重度の霊力枯渇状態で激ヤセでいながらも、生きながらえてるのが凄い。さすがあの音宮家というか、あの優さんの娘というか』

『あれでもだいぶマシになりましたよー。もう一週間経ちマスガ』

『へぇ…あれでもマシ?どんだけ激ヤセだったんですか!』

『もう骨と皮デスヨ。それにしても、怒涛の回復力デス』

すると、そこで豹牙が『なるみー!スマホでゲームするべ!』と、遠くから鳴海さんを呼ぶ。

鳴海さんは『うおぉぉ!天界のロイヤルファミリーとスマホでゲーム?!貴重な体験なんですけど!』と、一人で盛り上がってしまい、談笑の輪から離れていった。

『若いからだろ。体力あるな?』

『え?伶士クンとの毎晩重ねる愛のおかげなんじゃないんデスカ』

『はっ…』

その問題発言に固まってしまったのは、言うまでもない。



毎晩、重ねる愛…?!

なんだ?そのやらしい言い方は!