俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


と、俺が話している最中にも関わらず、瞳真くんは紙の剣でぽめをツンツンと突いた。

……こら。やめ!

だが、ぽめは遊んでもらってると勘違いをし、《うおぉぉ!であえであえー!》とますます興奮して瞳真くんに飛び付く。

ツンツンと飛び付きの繰り返しで時間が過ぎていった。

ふとした時に、ぽめが瞳真くんの足首に肛門を擦り付けようとしていた時には、思わず『こら!』と怒ってしまったが。

そして、なずなや神様ら御一行が正面玄関に姿を見せると、戦国武将・瞳真くんは『じゃあな』と、さっさと去っていった。

……ということがあったのだ。




「じゃ、僕らはこれで帰りマス」

「じゃあ、またなー!」

「わん!」



校舎を離れる御一行を、なずなと並んで見送る。

御一行はこの後、この裏の商店街に住んでいる川越さんと合流するらしい。

実は川越さんも、ポン太という名のポメラニアンを飼っていて、ぽめの人間界のお友達だそうだ。

そんなぽめとポン太を連れて、近くのドッグランに行くらしい。