俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜



うまー!うまぁだぞー!

あまぁーい!




……随分と上手に飲んでるな。

コップに顔突っ込んで、何かの拍子にバシャンと倒れそうだ。

と、思ったら、ぽめはある程度減った中身のコップの端を加えて、空になったフードパックの上にわざと倒す。

フードパックの中にはこぼれたミルクティーをピチャピチャと舐めて、そこに浮かぶタピオカにがっついていた。

うまいことやるな。生きる為の知恵か。

タピオカ、マジで食ってんの?マジで大丈夫?



に、しても。元気だよな、おまえ…。



また、深いため息が出た。



「何で学校祭来たのよ……っつーか、楽しいか?」



別にクレームとかではないのだが。

ふと頭に浮かんだ疑問が、ついつい口から出ていた。

だが、そんなぼやきにも、ぽめは無邪気に「わん!」と答える。

ミルクティーが飛び散り、慌ててティッシュを取り出し、ぽめの口元をわしゃわしゃ拭いた。




おらとあるじさまは、にんげんかいだいすきだから、たのしいぜー!

しゃなは、れおなとでーとしたいだけ。




……えっ。

今の、爆弾発言じゃね?!