俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


ほんの僅かの落ち度かもしれない自分の行いは、認めながらも。

でも、それでも俺の知らないところでこんな風に話が進んでいるのは、許されない。

やっぱりお怒りMAXで、五島さんのいる家庭科室へと乗り込んでいった。

お怒り丸出しで、突然現れたもんだから、五島さんは目をパチクリとさせて呆気に取られている。



「えっ。橘くん、どうしたの?」



……どうもこうも、ないですよ。

俺に隠して内緒で進めていること、ありません?



威圧のオーラを背負って、ドスの効いた声で五島さんを問い詰める。



「隠して?……まさか、ミスター蓑島と新郎新婦で登場することになったってやつ?別に内緒になんかしてないんだけど…なずぽよから聞いてないの?」



そのキョトンとした表情といい、五島さんは俺に秘密にするつもりはなかったようだ。

言い出しづらい思いしていたのは、なずなだけだったか。




けど、伝わってないのなら、内緒も同然じゃないでしょうか。

直接教えてくださいよ、そんなの。




「……え?や、やっぱり何か怒ってる?いや、てっきりなずぽよが話してるかと」