俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜


そして、安村さんからその詳細を聞く。



「はっ……!あぁっ?!」



思わず、勢いよく立ち上がった。椅子がガタン!と転がるほど。

その驚愕の事実を耳にした俺は、怒りがあっという間に沸点に達したのである。



「た、橘くん?まさか怒って…」

「お、怒るだろ!普通!」

「えっ…!」



安村さんにとって俺のリアクションは想定外だったのか、一気に顔を歪めて怯えてしまった。

いや、安村さんは悪くない。わかってるよ。ごめんね。

悪いのは、あのデザイア五島…!(デザイアの意味、動画見せて貰ってわかりました)



「お、おいおい、伶士。急にキレるな。落ち着け落ち着け」

「そうだそうだ。ただのファッションショーだろ。ただの役どころだから、気にするなよ。誰も変な噂しな……」

「……気にするに決まってんだろ!」



突然の俺の剣幕に、慌てて宥めてくる颯太と陣内を振り切って、怒りのあまり、俺はズカズカと教室を出る。

内装企画書?そんなの後だ!後!



「た、橘くん待って!どこ行くの?」

「お、おーい、伶士!」