そんなこんなで、陣内と颯太に見守られながら、内装デザイン、室内の見取り図などを書く。
すると、その様子を見ていたのか「何してるのー?」と、女子が数人わらわらとやって来た。
やってきたのはクラスの女子、安村さんたちだ。
早速、輪の中に入って陣内らの隣に座り、話に入ってくる。
「橘くん、昼休みにまで学祭の仕事やってるの?」
「昨日のみんなの意見、早速描くんでしょ?もうやるんだ」
「うん。こういうことはさっさとやっておかないと」
「おつかれだね。手伝う?」
「ありがとう」
一人でやるより、女子が何人かいてくれた方が助かるな。
陣内とかじゃ、テキトーだから頼りにならなさそうだし…。
そんなこんなで、女子らを混じえて内装の企画書作成。
「猫耳人間のイラスト全面に出してくー?イラストならアニ研の冨樫くんに頼むかぁー」
「猫カフェ風にするって言ってなかった?」
「猫カフェ行ったことある?」
ダラダラと世間話をしながらのまったりした感じとなった。
そんなまったり空間の中、女子の一人安村さんが「そういえば…」と、声をあげる。



