「おはよう。」

教室に着くなり、いつもは無言で入っていた

教室を挨拶して入った。

「おはよーって、えぇぇぇぇ!?!?!?」

朝から元気だなぁ。

「の、ののののの希空ちゃん!?」

そういえば美緒の彼氏が私を目の前に

激しく動揺する。

「何?」

ニコッと笑うと遊馬久遠の顔が赤くなった。

それを美緒が肘で脇腹をつつく。

「あ、ごめん美緒ちゃんっ!嫌いにならないでぇー」

「お前なんかもう知らん」

美緒と遊馬久遠のやり取りを見て、

クスッと笑った。

「よよよ夜霧さんっ!」

目の前に知らない男子がいて驚いた。

「どうしたの?」

「ぼっ、僕と、付き合ってください!」

「...ごめんなさい。」

キッパリと降ってから自分の席に座る。

(対応を変えただけでこんなに変わるんだ。人間って愚か...あ、この考えはやめるんだった。)