残された猫田さんは数日間は落ち込んでなにもできなかったものの、すぐに兄弟を探し始めた。
手始めにいつもの散歩コースだ。
グラウンドを抜けて、生垣の上を歩いて日当たりのいい場所へと移動する。
その先で昼寝をするのが、猫田さん兄弟の一番好きなことだった。
「あ、猫だ!」
生垣を歩いているときにそんな声がして思わず足を止めてしまった。
その好きに猫田さんの体は小学生の男の子に抱っこされていた。
咄嗟に先生たちが兄弟を捕まえていたシーンがよみがえってきて腕の中で暴れる。
自分もどこかへ連れていかれてしまう。
嫌だ。
僕はずっとあそこにいるんだ。
家族が帰って来るのを待つんだ!
そう思っても男の子の手の力は強かった。
暴れる猫田さんを押さえつけるようにして無理矢理撫で回す。
「可愛いなぁ」
「三毛猫だ。知ってる? 三毛猫って貴重なんだってさ」
「へぇ! すげーじゃん!」
好き勝手なことを言い、好き勝手なに撫で回したあとでようやく開放された。
猫田さんはフラフラになりながらもまた歩き出す。
手始めにいつもの散歩コースだ。
グラウンドを抜けて、生垣の上を歩いて日当たりのいい場所へと移動する。
その先で昼寝をするのが、猫田さん兄弟の一番好きなことだった。
「あ、猫だ!」
生垣を歩いているときにそんな声がして思わず足を止めてしまった。
その好きに猫田さんの体は小学生の男の子に抱っこされていた。
咄嗟に先生たちが兄弟を捕まえていたシーンがよみがえってきて腕の中で暴れる。
自分もどこかへ連れていかれてしまう。
嫌だ。
僕はずっとあそこにいるんだ。
家族が帰って来るのを待つんだ!
そう思っても男の子の手の力は強かった。
暴れる猫田さんを押さえつけるようにして無理矢理撫で回す。
「可愛いなぁ」
「三毛猫だ。知ってる? 三毛猫って貴重なんだってさ」
「へぇ! すげーじゃん!」
好き勝手なことを言い、好き勝手なに撫で回したあとでようやく開放された。
猫田さんはフラフラになりながらもまた歩き出す。



