「で、真実がわかった後はどうする?」
猫田さんに聞かれて怜美は力強くうなづいた。
あとは今までと同じ。
飯田校長の心残りを聞くのだ。
でもその前に校長室の中に入る必要がある。
怜美はドアに手をかけてみたけれど、やっぱりしっかりと施錠されている。
職員室に行ったって校長室のカギが借りられるわけがないし、どうしようか。
悩んでいるとふと目の前の窓が視界に入った。
曇りガラスになっているそれは中の様子が見えないようになっている。
怜美が絵画を確認していた窓は、天井に近い場所にある細長い形状をした窓の方だ。
もしかして開くんじゃない?
淡い期待を胸に窓に手をかける。
さすがに閉め忘れてるってことはないか。
そう思いながら力をこめたとき、ガラガラガラッと、音を立てながらいとも簡単に窓が開いたのだ。
怜美は驚いて目を見開く。
「本当に開いちゃった」
唖然として猫田さんを見ると、猫田さんは親指を立てて見せてきたのだった。
猫田さんに聞かれて怜美は力強くうなづいた。
あとは今までと同じ。
飯田校長の心残りを聞くのだ。
でもその前に校長室の中に入る必要がある。
怜美はドアに手をかけてみたけれど、やっぱりしっかりと施錠されている。
職員室に行ったって校長室のカギが借りられるわけがないし、どうしようか。
悩んでいるとふと目の前の窓が視界に入った。
曇りガラスになっているそれは中の様子が見えないようになっている。
怜美が絵画を確認していた窓は、天井に近い場所にある細長い形状をした窓の方だ。
もしかして開くんじゃない?
淡い期待を胸に窓に手をかける。
さすがに閉め忘れてるってことはないか。
そう思いながら力をこめたとき、ガラガラガラッと、音を立てながらいとも簡単に窓が開いたのだ。
怜美は驚いて目を見開く。
「本当に開いちゃった」
唖然として猫田さんを見ると、猫田さんは親指を立てて見せてきたのだった。



