聞かれてようやく怜美は本来の目的を思い出した。
「そうだった! 猫田さん、3人目のかくりよの住人を見つけたかもしれません!」
「それは本当ですか?」
猫田さんの目が鋭く光る。
それはトラ猫が獲物を発見したときの鋭い目つきと良く似ていた。
「私の友達が昨日遭遇したんです」
そう前置きをして、桜ちゃんから聞いたことをそのまま猫田さんに説明した。
猫田さんは指でアゴをさすりながら真剣な表情で聞いている。
「笑う絵画、ですか」
「はい。この学校には元々そう言う噂もあるんです」
「と、いうと?」
この学校の七不思議になっているひとつ。
それは笑う絵画。
昔ここに勤務していた校長先生は幼い子供が好きだった。
子供たちを見る目はどこかいやらしくて、いつもニヤついていたそうだ。
ある日その校長が女子生徒に手を出した。
それがバレた翌日、校長は自殺してしまったらしい。
それからその校長の絵画は薄暗くなる時間帯に笑い声を上げるようになったとか。
「そうだった! 猫田さん、3人目のかくりよの住人を見つけたかもしれません!」
「それは本当ですか?」
猫田さんの目が鋭く光る。
それはトラ猫が獲物を発見したときの鋭い目つきと良く似ていた。
「私の友達が昨日遭遇したんです」
そう前置きをして、桜ちゃんから聞いたことをそのまま猫田さんに説明した。
猫田さんは指でアゴをさすりながら真剣な表情で聞いている。
「笑う絵画、ですか」
「はい。この学校には元々そう言う噂もあるんです」
「と、いうと?」
この学校の七不思議になっているひとつ。
それは笑う絵画。
昔ここに勤務していた校長先生は幼い子供が好きだった。
子供たちを見る目はどこかいやらしくて、いつもニヤついていたそうだ。
ある日その校長が女子生徒に手を出した。
それがバレた翌日、校長は自殺してしまったらしい。
それからその校長の絵画は薄暗くなる時間帯に笑い声を上げるようになったとか。