学校の怪談

「今回も、お手伝いしていいですか?」


玲美からの申し出に猫田さんは少し驚いたように眉を上げ、そして優しく微笑んでくれた。


トイレの花子さんであったエミを見つけてから4日くらい経っている。


その間猫田さんは玲美の日常生活を邪魔しないよう、こっそりと捜査を続けてきたのだ。


しかし、1人でできることにも限界がありそうだと悩んでいたところだった。


「お願いしてもいいですか?」


猫田さんい言われて怜美は満面の笑顔を咲かせた。


どんなことでも人の役に立てることが嬉しくてたまらない。


「もちろんです!」


怜美は大きな声でうなづいたのだった。