そして、君の部屋と言われていた小さな部屋へ歩み寄ると、そこには灯ひとつなく、小さなテーブルにろうそくが一本立っていた。 …まぁ、それは当たり前だろう。 こんな場所に、灯りが付けれる訳がない。 私は、彼の部屋に入り、ためしにゆっくりと扉を閉めてみた。