- 作品番号
- 1640633
- 最終更新
- 2021/06/14
- 総文字数
- 1,265
- ページ数
- 8ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,838
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス6位(2021/06/21)
あの日の君は、静かだった。
ただ、黙々とテーブルに向かって何かを書いていて、それが当たり前だと思っていた自分が何処かにいた。
それが最後に見た君の姿だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここから逃げないと自分が自分じゃなくなっちゃうから。だから、ごめんなさい。」
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いつも書いていたノートの後ろに、そんな言葉が記してあるのを見つけたのは、私が実の父親に引き取られてから一週間経った日のことだ。
ただ、黙々とテーブルに向かって何かを書いていて、それが当たり前だと思っていた自分が何処かにいた。
それが最後に見た君の姿だった。
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「ここから逃げないと自分が自分じゃなくなっちゃうから。だから、ごめんなさい。」
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いつも書いていたノートの後ろに、そんな言葉が記してあるのを見つけたのは、私が実の父親に引き取られてから一週間経った日のことだ。
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