奏くんと付き合ったらどれほど幸せだろう。


それでもわたしは奏くんを選ぶことはできない。


「奏くん、こんな私を好きになってくれてありがとう」


目をみてハッキリ言う。


「…こちらこそ、好きにさせてくれてありがとう」


こうして、奏くんとは良い形で友達に戻れた。